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2019/09/20
内面・目に見えない世界/ギュスターヴ・モロー

「ギュスターヴ・モロー展〜サロメと宿命の女たち〜」を鑑賞してきました。

美術館は、私にとってパワースポット。

心魅かれる作品は、描いている作家の隣にタイムスリップ、その想いを感じ、描かれた絵画の世界にも入り込むように観る。

そうすると時代を超えたパワーを感じる。

ギュスターヴ・モローは、パリに生まれパリでこの世を去った人。

「パリの真ん中に閉じこもった神秘主義者」と言われているそうです。

聖書と神話を題材にして「善と悪」「男と女」「物質性と精神性」という二元論の対立を意識し、幻想的な内面世界を描くことで真実を見出そうとしていた。

今回の展示は、ファム・ファタル(宿命の女)をテーマに約100点、ガラスの無い作品も多くリアルに観れました。

描かれている美しい女性たちのみせる微妙な表情に魅せられ、思わず心理学でいうところのキャリブレーション(心理観察)していました。

写実主義が主流の時代にモローは、人間の内面を見つめ、目に見えない世界を描こうとしていたそうです。

1つの作品に対しての素描、習作も多数展示されていました。

サロメの差し出す腕の角度を変える、衣装をインド風にする、背景や、登場人物の位置、部屋の装飾を様々な建築様式から取り入れる等々、細部に至るまで、人の内面の世界にピッタリ合うように思考錯誤しているのが良く分かりました。

1つのテーマに懸ける情熱と努力に感動です。

また、美術学校の教授時代には、弟子たちの個性を尊重し、才能を自由に伸ばそうと「私は君たちが渡って行くための橋だ」と語り、巨匠マティスやルオーが生まれている。

伝統を重んじる人たちからは疎まわれ彼の庇護を受けた生徒は、彼の死後学校を追放されている・・・

いつの時代にも構成された社会からはみ出る、納まらない者が、嫌われる、追い出される構図は、とても悲しいことだと思います。

聖書とギリシャ神話がテーマで、それだけを観るのも楽しいギュスターヴ・モロー展は、あべのハルカス美術館で9月23日まで開催しています。

本人の遺言によりパリの自宅は、ギュスターヴ・モロー美術館となり約7,000点の作品が観れる。

訪れてみたいものです。


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