「タロットは怖い」
わりと耳にする言葉。
確かに一見だけでは、怖そうな絵柄はあるけれど、意味を理解していけば怖くない。
そういえば、10代後半「タロット」の響きに魅かれ自己流でしていた時期がある。
それを知った大恋愛中の友人に頼まれて2人の未来をみてみると・・・
「嘘ばっかり!当たるはずがない」と言い捨てた彼女は、まもなく大失恋をする。
「あのカードのせいで、こんな結果になった!」と泣きつかれた。
私としては(出たメッセージそのままを伝えただけなのに)と思ったが、悲しむ友人に対してなす術もなく、それ以降タロットを封印し、忘れていた。
月日が流れ、モノツクリを通して、enjoy lifeを伝えている時に、カラーセラピーと出会う。
モノツクリ以外に心と向き合うツールがあることを知り、取り入れ始める。
カラーセラピーで潜在意識を深め始めると、タロットが目の前にちらつくようになった。
封印したものに戸惑うものの懐かしいタロット。
気づくとタロットと占いを学び始めていた。
先にカラーセラピー(色彩療法)を学んでいたため、「当たる当たらない」ではなくカラーボトルと同じように自分と向き合うツールとして扱い始める。
2年前、心理学を本格的に深めると決めて、学びに集中するためにVIVI ANの「WakuWakuサロン」と「占いセラピー」をメニューからはずした。
(個人では、日々使い学びも続けています)
心理を深めていくほどに、心理カウンセリングで行う対話方法をタロットリーディングに活かせる、言葉にならない無意識をサーチするのに使えるはずと思い始めた。
そのタイミングで、占い・精神世界研究家伊泉龍一先生翻訳本「ホリスティック・タロット(ベネベル・ウェン著)」が発売され手元に届く。
最初のページに「タロットは歴史的かつ文化的な知識と深く関連した実践である。それは心の科学でもある」と書かれている。
伊泉龍一先生のあとがきには「そもそも、わたし自身が本書を翻訳することに決めた最大の理由は、著者が未来を予言することや決定論的な運命を語るという意味での「占い(フォーチュン・テリング)」を、本書の冒頭から否定している点に共感したからだ」とある。
私も共感する。読み進めるほどに面白く「想いをカタチに!」 「enjoy life ! 人生は自分で創造する物語り」の作戦をたてるのタロットはやはり有効だ!という想いが募ってくる。
今なら、大恋愛中の友人にでたカード「XIII 死」のリーディングとアプローチは違うものになる。
フワフワ、キラキラ、優しいものだけで、人間成長は中々進まないと思う。
2回目の封印をそろそろ解いてみようか・・・