その美しさを、gris-gris の視点で再解釈したホワイトシリーズが完成しました。
今回は、その中からネックレスをご紹介します。

白の中に潜む、多層の光
このネックレスは、白だけで構成した“白のレイヤー”を楽しむ作品です。
主役は、大粒のジャパニーズヴィンテージのバロックガラスパール。
ニュアンスあるフォルムに、気品ある静かな光が宿ります。
その間には、小粒のジャパニーズヴィンテージのガラスパール。
やわらかい輝きで、大粒の白を支えます。
そして二つの“白”をつなぐのは、乳白色のぬくもりを含んだチェコヴィンテージのバロックガラスビーズ。
白の濃淡、質感、光の纏い方。
そのすべてを少しずつ変えることで、シンプルな白い連に、深い奥行きと静かな個性が生まれました。
留め具には、肌なじみの良い柔らかなゴールドを。
白の静けさを壊すことなく、そっと支える役割です。
この留め具を前にして楽しむアレンジもおすすめです。
白とは、色のない色ではなく、すべての色を内包する色
ニュートンが示したように、白は、光のすべての波長が重なったときに生まれる“完全な色”
色が無いのではなく、すべての色を内包しているからこそ白に見えるのです。
白は“満ちている色”
控えめでありながら、どんな色とも調和できる強さを持ち、身に着ける人の「素の魅力」を引き出す色でもあります。
このネックレスは、その強さをそっと纏えるようにデザインしました。
シンプルでいて、たしかに息づく美しさ
マリーの絵の中の白いネックレスは、主張せず、ただそこに自然に在る。
gris-grisのネックレスも同じように、さりげなく、やわらかく、けれど確かに、身に着ける人の雰囲気を明るく照らす存在になってくれるはず。
白は、装いの“余白”でもあり、その人らしさをそっと浮かび上がらせる色です。
gris-gris c,jewelry のホワイトシリーズは、その余白に、ほんの少しの勇気、静かな意志を添えるためのもの。
新しい冬に手にして頂きたい作品になりました。










