ずっと以前からユングに魅かれていた。
多くの心理学者の名前の中で「ユング」という響きに魅かれていたのだと思う。
最近「ユング自伝」を読み始めた。
ユングについて書かれた本は読んでいるがユング自身の著書は難しいイメージがあり、手を出していなかった。
「ユング自伝」は、ユングの幼年期からの内的世界が書かれていて大変奥深く、超人的な人生に益々魅かれています。
ゆっくりじっくり読み進めているところです。
アメリカ旅行で出会ったインディアン村長との話し抜粋し紹介します。
「白人たちはいつも何かを欲望している。いつも落ち着かず、じっとしていない。
われわれインディアンには、彼らの欲しがっているものがわからない。
われわれは彼らを理解しない。彼らは気が狂っているのだと思う」
これに対してユングが「どうして白人たちすべてが狂気なのか」と尋ねると、
「彼らは頭で考えるといっている」
ユングは驚き「もちろんそうだ。君たちインディアンはなにで考えるのか」
「ここで考える」と心臓を指した。
ユングは、この後瞑想します。
そして、インディアンがわれわれの弱点を衝き、われわれの見えなくなっている真実を明らかにしてくれたと書いている。
1925年ユングのアメリカ旅行から、94年経った今。
私たちは、益々頭でっかちになり、足りないと思う何かを求めて忙しく、最も大切な自分のハートをどこかへ置き忘れてしまっているのでは?と考えさせられました。
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